弊社では、10月29日・30日の2日間、地元中学校の宮床中学校から10名の生徒さんをお迎えし、職場体験を実施しました。

　中学生の皆さんにとって楽しい時間となるよう、「クレーンゲーム」をテーマに、興味を引きながら実践できる体験を用意しました。3D CADを使用した設計から、簡単なプログラミング、クレーンゲームのアームの組み立てに至るまで、ものづくりの一連の工程を体験していただきました。

　まず、3D CAD上で部品を組み立て、構造について説明した後、実際の部品を設計図を見ながら一つ一つ組み立てていきました。初めて触るソフトや工具に戸惑いながらも、まずは自分で考え挑戦し、友達と相談し合いながら進めていく姿がとても微笑ましく、頼もしく感じました。

　体験の最後には、完成したロボットにアームをセットし、クレーンゲームでお菓子をキャッチする工程にも挑戦してもらいました。この体験を通して、日々の生活の中で関わっているものづくりのプロセスや、その背後にある技術についても感じてもらえたらと思っています。

　体験後の生徒さんからは、「プログラミングや組み立てが苦手だと思っていたけれど、やってみると楽しかったです」や「ねじを締めたり、正確に組み立てるのが難しかったけれど、そのために機械が役立っているのだと思いました」などの感想をいただき、大変うれしく思います。体験を通じて、生徒さんたちがFA機器やものづくりの本質に直接触れ、興味を持ってくれたことは、今後の成長にも繋がると感じています。

　これからも、地域に根ざしたものづくり企業として貢献し、次世代の若者たちにものづくりの魅力を伝えていけるよう努めてまいります。